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<動意株・14日>(大引け)=エキサイト、東洋炭素、イトーキなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/04/14 15:07
 エキサイト<3754.T>=ストップ高。引き続きNTTドコモ<9437.T>向けのSIMカードを材料視する買いが入っている。大手通信業者の通信網を借りてスマートフォン向けなどに割安な通信サービスを提供する仮想移動体通信事業者(MVNO)が存在感を高めているが、同社もドコモのXiエリアなどに対応したSIMカード「BB.exciteモバイルLTE」を展開していることから、これを手掛かりとした人気が続いている。

 東洋炭素<5310.T>=大幅高、前週後半の下げ分を一気に解消し、なお上値を買い進む太い資金が流入している。等方性黒鉛の最大手で世界シェアは3割に達する。LED向けの回復に加え、中国向け太陽電池用黒鉛や周辺部材の復調が見込まれることで業績面から見直され、株価は戻り売りを吸収し新値街道を走る展開。既に昨年の高値圏も突破していることで、ここからの上値はさらに軽くなる可能性がある。また、過去2007年に1万3700円台の分割後高値をつけており、天井が高い点も魅力。

 イトーキ<7972.T>=反発し年初来高値を更新。首都圏の不動産市況の改善と企業マインドの改善を背景にオフィス移転も活発化する傾向にあり、事務用機器大手の同社にとって追い風。加えて、耐震化が急がれる学校や病院の建て替え増加も収益機会の拡大につながる。14年12月期は営業利益が45億2000万円見通しと2ケタ近い増益が見込まれている。全般主力株が手掛けづらいなか、持ち前の材料株素地と合わせ、為替の円高や海外市場の影響を受けにくい内需好業績株として、買いを呼び込んでいる。

 吉野家ホールディングス<9861.T>=3日続伸。同社は11日大引け後に14年2月期通期業績を発表。連結売上高1734億1800万円(前々期比5.4%増)、営業利益21億7900万円(同16.1%増)となり、続く今15年2月期も1750億円(前期比0.9%増)、営業利益33億円(同51.4%増)と営業利益では大幅な増益を見込んでいることが好感されている。「牛すき鍋膳」を筆頭に新メニューが好調で、郊外店舗ではドライブスルーを設置するなど新たな店舗の開発を進めている。

 ワッツ<2735.T>=急反発。同社は11日、大引け後に第2四半期(13年9月~14年2月)累計業績を発表。連結売上高で従来予想の216億5000万円に対して215億4500万円(前年同期比5.1%増)、営業利益で9億6000万円に対して9億600万円(25.5%減)と計画未達で着地したが今14年8月期通期は売上高440億円(前期比5.5%増)、営業利益21億4000万円(同3.1%増)の従来予想から変更がないことから業績好調が改めて評価されている。1月までは計画を上回るペースで進捗、2月は計画を下回っているが、これは記録的な大雪による影響。積極的な出店関連費用がかさんだことも利益を圧迫しているが、今後はこれも一巡し、新店効果が表面化してきそうだ。 

 川上塗料<4616.T>=大幅続伸。同社は11日取引終了後に、14年11月期第1四半期(13年12月~14年2月)の連結決算を発表。経常利益は9300万円(前年同期実績は1100万円)となり、上半期計画の5400万円(前年同期比1.9%減)を大きく超過した。第1四半期の連結売上高は15億5100万円(前年同期比13.7%増)、連結最終利益は5400万円(前年同期実績は1000万円)で着地。新規需要開拓や生産効率の向上など事業基盤の拡充に注力したことが功を奏した。
 
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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