セック、前期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　セック <3741> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(15:15)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の10.9億円→11億円(前の期は10.5億円)に1.6％上方修正し、増益率が3.4％増→5.0％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の7億円→7.2億円(前年同期は6.5億円)に2.4％増額し、増益率が8.7％増→11.3％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の59円→61円(前の期は57円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高は、主要顧客であります移動体通信事業者向けの開発の減少など、需要構造の変化に対応し増収となりましたが、計画を下回る見込みです。利益面は、外注費の削減や生産性向上で売上原価を低減させたことにより計画を上回る見込みです。なお、対前期比では５期連続の増収増益となる見込みです。

　　当社では、配当金につきましては、当面、配当性向40％を目安として決定する方針としております。当期純利益の予想が前回予想を上回ったことから、期末配当金を1株当たり2円増額し61円に修正いたします。（注意事項）　上記に記載した予想数値は、本資料発表時現在において当社が入手可能な情報に基づいて算定しており、実際の業績は、今後様々な要因により当該予想と異なる場合があります。