セック、前期経常を14％上方修正、配当も4円増額

　セック <3741> が4月23日大引け後(15:15)に業績・配当修正を発表。18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→6.8億円(前の期は4.5億円)に14.2％上方修正し、増益率が31.6％増→50.2％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の3.7億円→4.6億円(前年同期は3.1億円)に22.4％増額し、増益率が20.7％増→47.8％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の42円→46円(前の期は36円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当事業年度におきまして、移動体通信事業者からの需要が回復してモバイルネットワーク分野が増加したことに加え、ロボットの研究開発案件を中心とした宇宙先端システム分野が増加するなど、全ての事業分野が好調で売上高が計画を上回る見込みとなりました。また、それに伴い利益面も計画を上回る見込みであることから、通期の業績予想を修正いたします。

　　配当金につきましては、毎期原則として安定的に配当する部分と所定の配当性向（40％）とを勘案して決定する方針といたしております。　当期純利益の予想が前回予想を上回ったことから、期末配当金につきまして、１株当たり普通配当を４円増額し36円に修正いたします。　また、平成30年１月22日付けの「業績予想及び配当予想の修正（東証一部指定記念配当）に関するお知らせ」で公表しましたとおり、平成29年９月29日をもって東京証券取引所市場第二部から同市場第一部銘柄へ指定されたことを記念して、１株当たり10円の記念配当を実施させていただきます。　この結果、平成30年３月期の１株当たりの期末配当金は、普通配当36円と記念配当10円を合わせて、１株当たり46円となります。（注意事項） 　上記に記載した予想数値は、本資料発表時現在において当社が入手可能な情報に基づいて算定しており、実際の業績は、今後様々な要因により当該予想と異なる場合があります。