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イグニスのニュース
■事業概要
イグニス<3689>は、スマートフォン向けネイティブアプリの企画・運営・販売等を主力としている。「コミュニティ」「ゲーム」「その他(新規事業等)」の3つのジャンルを事業の柱とし、ゲーム及び非ゲームの領域で独自のポジショニングを確立してきた。また、VRやAI、IoT技術に着目した新規事業にも取り組んでいる。事業セグメントは、主にスマートフォンアプリ事業となっている。
1. 既存事業の概要
(1) コミュニティ
オンライン恋愛・婚活サービス「with」(基本、男性のみ月額課金収入モデル)を中心に展開している。「with」は2016年3月にWeb版、iOS版をリリース※1して以来、類似サービスの中では後発参入であるものの、2019年9月末時点で登録会員数は230万人を突破し、業界3番手グループ※2の地位を確保しており、国内iOSのSNSの売上ランキングでも上位に位置している。メンタリストDaiGo(ダイゴ)氏※3監修のもと、最適なマッチングを実現する独自の心理学及び統計学的アプローチが差別化要因となっていることに加えて、積極的な広告宣伝によるユーザー獲得が奏功している。
※1 Android版は2016年5月にリリース。
※2 Facebook認証型のオンライン恋愛・婚活サービス上位には、「Pairs」「Omiai」「ゼクシィ恋結び」などが存在する。
※3 メンタリスト、作家、新潟リハビリテーション大学特任教授。著書は累計150万部突破、企業の顧問や経営戦略パートナー、講演など、様々な分野で活動。
(2) ゲーム
2015年2月にリリースした「ぼくとドラゴン」(アイテム課金収入モデル)を中心に展開している。リリースから5年目に突入し、売上高は逓減傾向にあるものの、多彩なイベントや人気コンテンツとのコラボ、機能追加など、安定運営の継続により同社の業績を支えてきた。足元でも累計380DL(2019年9月末時点)を突破するとともに、国内アプリストア売上ランキングでも一定水準を維持しており、ロングセラーゲームとして息の長い収益貢献を続けている。一方、2018年12月に「でみめん」、2019年4月には同社初のブラウザゲームとなる「猫とドラゴン」の配信を開始しているが、競争激化などを背景として低調に推移した。「でみめん」についてはサービス終了(2019年12月12日付)を決定すると、「ぼくとドラゴン」及び「猫とドラゴン」についても譲渡に関する合意書を締結した。経営資源を注力分野に振り向けるため、ゲームタイトルの新規開発は当面凍結する考えである。
(3) その他
過去における小規模アプリに加えて、2015年10月に買収したグラム(株)が運営する性格傾向データによる求人マッチングサービスに加えて、VR事業(エンターテインメント分野と医療分野)やAI関連・検査工程自動化、オンライン診療対応の医療機関向けSaaS等の新規事業についても、現時点では「その他」に含まれている。もっとも、直近においては、自社関連IPの展開やバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の運営開始により、「VR・エンターテインメント事業」の売上高がほとんどを占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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イグニス<3689>は、スマートフォン向けネイティブアプリの企画・運営・販売等を主力としている。「コミュニティ」「ゲーム」「その他(新規事業等)」の3つのジャンルを事業の柱とし、ゲーム及び非ゲームの領域で独自のポジショニングを確立してきた。また、VRやAI、IoT技術に着目した新規事業にも取り組んでいる。事業セグメントは、主にスマートフォンアプリ事業となっている。
1. 既存事業の概要
(1) コミュニティ
オンライン恋愛・婚活サービス「with」(基本、男性のみ月額課金収入モデル)を中心に展開している。「with」は2016年3月にWeb版、iOS版をリリース※1して以来、類似サービスの中では後発参入であるものの、2019年9月末時点で登録会員数は230万人を突破し、業界3番手グループ※2の地位を確保しており、国内iOSのSNSの売上ランキングでも上位に位置している。メンタリストDaiGo(ダイゴ)氏※3監修のもと、最適なマッチングを実現する独自の心理学及び統計学的アプローチが差別化要因となっていることに加えて、積極的な広告宣伝によるユーザー獲得が奏功している。
※1 Android版は2016年5月にリリース。
※2 Facebook認証型のオンライン恋愛・婚活サービス上位には、「Pairs」「Omiai」「ゼクシィ恋結び」などが存在する。
※3 メンタリスト、作家、新潟リハビリテーション大学特任教授。著書は累計150万部突破、企業の顧問や経営戦略パートナー、講演など、様々な分野で活動。
(2) ゲーム
2015年2月にリリースした「ぼくとドラゴン」(アイテム課金収入モデル)を中心に展開している。リリースから5年目に突入し、売上高は逓減傾向にあるものの、多彩なイベントや人気コンテンツとのコラボ、機能追加など、安定運営の継続により同社の業績を支えてきた。足元でも累計380DL(2019年9月末時点)を突破するとともに、国内アプリストア売上ランキングでも一定水準を維持しており、ロングセラーゲームとして息の長い収益貢献を続けている。一方、2018年12月に「でみめん」、2019年4月には同社初のブラウザゲームとなる「猫とドラゴン」の配信を開始しているが、競争激化などを背景として低調に推移した。「でみめん」についてはサービス終了(2019年12月12日付)を決定すると、「ぼくとドラゴン」及び「猫とドラゴン」についても譲渡に関する合意書を締結した。経営資源を注力分野に振り向けるため、ゲームタイトルの新規開発は当面凍結する考えである。
(3) その他
過去における小規模アプリに加えて、2015年10月に買収したグラム(株)が運営する性格傾向データによる求人マッチングサービスに加えて、VR事業(エンターテインメント分野と医療分野)やAI関連・検査工程自動化、オンライン診療対応の医療機関向けSaaS等の新規事業についても、現時点では「その他」に含まれている。もっとも、直近においては、自社関連IPの展開やバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の運営開始により、「VR・エンターテインメント事業」の売上高がほとんどを占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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