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クロス・マーケティンググループのニュース
■業績予想
1. 2023年6月期の業績見通し
クロス・マーケティンググループ<3675>は2023年6月期の見通しについて、売上高28,000百万円(前期比12.5%増)、営業利益3,000百万円(同19.0%増)、経常利益2,900百万円(同16.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(同15.4%増)を見込んでいる。中期経営計画「DX Action 2024」に対して、売上高は想定通りの進捗だが、営業利益の進捗が速く、利益目標を1年前倒して達成する見込みとなった。
引き続き同社は、資産でありインフラ基盤でもある大規模パネルネットワークと詳細な生活者データを基盤に、マーケティング手法の進化や課題解決ニーズの多様化に迅速に対応していく方針である。これにより売上面では、積極投資を続けるデジタルマーケティング事業でメディア・プロモーションの伸長を想定、データマーケティング事業とインサイト事業では、海外事業やオフラインリサーチの回復もあって市場成長以上の伸びを確保する方針である。一方利益面では、社内業務の自動化など業務プロセス改善やオンラインリサーチの伸長により営業利益率の改善を見込んでいる。このため営業利益は、中期経営計画の目標値を1年前倒して達成するという予想になっている。2022年6月期の勢いや、2022年6月期第4四半期に先行費用を投入したことを考慮すると、十分射程圏の計画だと思われる。
目標達成後の次なる意志の提示を期待
2. 中期経営計画見直しの可能性
同社は、中期経営計画の営業利益目標値を1年前倒して達成すると予想している。一方、同社のターゲットとする市場はしばらく成長トレンドが続くことが予測されている。こうした市場のなかで、同社も積極的な戦略展開により成長を継続することが見込まれる。このため、2024年3月期以降も成長を持続することが予想される。ただ、同社の中期経営計画はローリング方式でないため、次期中期経営計画は自動的に更新されるわけではない。一方で、現在の中期経営計画の目標値達成が視野に入っており、弊社ではなるべく早いタイミングに次期中期経営計画が示されることが望ましいと見ている。いずれにしろ、中期経営計画の営業利益目標値でもある2023年6月期営業利益の着地が見え始める頃には、次期戦略など中期成長に関する何らかの意志が示されることを期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<ST>
1. 2023年6月期の業績見通し
クロス・マーケティンググループ<3675>は2023年6月期の見通しについて、売上高28,000百万円(前期比12.5%増)、営業利益3,000百万円(同19.0%増)、経常利益2,900百万円(同16.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円(同15.4%増)を見込んでいる。中期経営計画「DX Action 2024」に対して、売上高は想定通りの進捗だが、営業利益の進捗が速く、利益目標を1年前倒して達成する見込みとなった。
引き続き同社は、資産でありインフラ基盤でもある大規模パネルネットワークと詳細な生活者データを基盤に、マーケティング手法の進化や課題解決ニーズの多様化に迅速に対応していく方針である。これにより売上面では、積極投資を続けるデジタルマーケティング事業でメディア・プロモーションの伸長を想定、データマーケティング事業とインサイト事業では、海外事業やオフラインリサーチの回復もあって市場成長以上の伸びを確保する方針である。一方利益面では、社内業務の自動化など業務プロセス改善やオンラインリサーチの伸長により営業利益率の改善を見込んでいる。このため営業利益は、中期経営計画の目標値を1年前倒して達成するという予想になっている。2022年6月期の勢いや、2022年6月期第4四半期に先行費用を投入したことを考慮すると、十分射程圏の計画だと思われる。
目標達成後の次なる意志の提示を期待
2. 中期経営計画見直しの可能性
同社は、中期経営計画の営業利益目標値を1年前倒して達成すると予想している。一方、同社のターゲットとする市場はしばらく成長トレンドが続くことが予測されている。こうした市場のなかで、同社も積極的な戦略展開により成長を継続することが見込まれる。このため、2024年3月期以降も成長を持続することが予想される。ただ、同社の中期経営計画はローリング方式でないため、次期中期経営計画は自動的に更新されるわけではない。一方で、現在の中期経営計画の目標値達成が視野に入っており、弊社ではなるべく早いタイミングに次期中期経営計画が示されることが望ましいと見ている。いずれにしろ、中期経営計画の営業利益目標値でもある2023年6月期営業利益の着地が見え始める頃には、次期戦略など中期成長に関する何らかの意志が示されることを期待したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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