ジースリーＨＤが後場急伸、慶応ＳＤＭとハイパーループに関し共同研究契約を締結

　ジー・スリーホールディングス<3647.T>が後場急伸で年初来高値。前引け後に、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科（以下、慶応ＳＤＭ）と、次世代交通システム構想であるハイパーループの研究で共同研究契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　ハイパーループは、太陽光発電事業を展開するソーラーシティー社や、宇宙輸送ロケットで知られるスペースＸ社などのイノベーション企業を設立した実業家イーロン・マスク氏が提唱する次世代交通システム構想で、空気抵抗を減らすために１００分の１気圧程度まで減圧された鉄製のチューブの中を、接触しないよう浮上させた「ポッド」と呼ばれる車両が高速で走るというもの。慶応ＳＤＭは、この実現化構想において、スペースＸ社が主催したコンペに参加し、アジア圏から唯一ファイナリストとして選ばれており、ジースリーＨＤでは慶応ＳＤＭと共同研究契約を締結したうえで、研究支援を行うとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）