決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … 北の達人、ベクトル、東宝 (7月13日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の7月12日から13日の決算発表を経て17日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　Ｔ－ＢＡＳＥ <3415>
　19年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比27.9％減の3.2億円に減り、通期計画の20.3億円に対する進捗率は16.0％にとどまり、3年平均の21.4％も下回った。

▲No.4　ファマライズ <2796>
　18年5月期の連結経常利益は前の期比3.4倍の10.9億円に拡大したが、19年5月期は前期比75.4％減の2.7億円に大きく落ち込む見通しとなった。

▲No.5　ヨシムラＨＤ <2884>
　19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比41.1％減の1.6億円に落ち込み、3-8月期(上期)計画の2.7億円に対する進捗率は前年同期の72.0％を下回る59.8％にとどまった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3415> Ｔ－ＢＡＳＥ 　東１ 　 -19.74 　　7/13　　　1Q　　　-27.88
<3678> メディアドゥ 　東１ 　 -12.34 　　7/13　　　1Q　　　105.43
<2930> 北の達人 　　　東１　　 -9.59 　　7/13　　　1Q　　　100.44
<2796> ファマライズ 　東１　　 -7.86 　　7/13　本決算　　　-75.43
<2884> ヨシムラＨＤ 　東１　　 -7.75 　　7/13　　　1Q　　　-41.07

<7725> インターアク 　東１　　 -7.36 　　7/13　本決算　　　　2.23
<9601> 松竹 　　　　　東１　　 -6.88 　　7/13　　　1Q　　　-76.51
<3091> ブロンコＢ 　　東１　　 -6.73 　　7/13　　上期　　　 30.20
<9602> 東宝 　　　　　東１　　 -4.54 　　7/13　　　1Q　　　-26.54
<6058> ベクトル 　　　東１　　 -3.02 　　7/13　　　1Q　　　 17.14

<6866> ＨＩＯＫＩ 　　東１　　 -2.63 　　7/13　　上期　　　 36.46
<3228> 三栄建築 　　　東１　　 -2.54 　　7/13　　　3Q　　　-11.99
<7420> 佐鳥電機 　　　東１　　 -2.47 　　7/13　本決算　　　226.46
<7487> 小津産業 　　　東１　　 -2.05 　　7/13　本決算　　　-17.76
<2153> Ｅ・ＪＨＤ 　　東１　　 -2.04 　　7/13　本決算　　　　3.11

<2462> ライク 　　　　東１　　 -1.12 　　7/13　本決算　　　-10.00
<3606> レナウン 　　　東１　　 -0.74 　　7/13　　　1Q　　　　赤転
<3387> クリレスＨＤ 　東１　　 -0.56 　　7/13　　　1Q　　　 -8.56
<3087> ドトル日レス 　東１　　 -0.15 　　7/13　　　1Q　　　-13.72

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした17日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース