自重堂、今期経常を一転3％増益に上方修正

　自重堂 <3597> [東証２] が5月14日大引け後(15:20)に決算を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比16.1％減の15.2億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の22.7億円→23.5億円(前期は22.7億円)に3.3％上方修正し、一転して3.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.7億円→13.4億円(前年同期は8.6億円)に5.9％増額し、増益率が46.6％増→55.2％増に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比28.6％増の5.2億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.0％→9.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年6月期の通期連結業績予想につきましては、2021年4月末には３度目となる緊急事態宣言が発令されましたが、ワクチン接種がスタートしていることや、米国の大規模景気対策により、世界的な景気回復も想定されることなどから、今後、経済活動・社会活動は徐々に活性化するものと見込まれます。ワークウェア業界においては、ユーザー企業様の業績回復に伴い、ユニフォームの更新需要の更なる増加が期待されます。以上のような要因により、通期連結業績予想につきまして、売上高は18,500百万円、営業利益は2,200百万円、経常利益は2,350百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,650百万円に修正いたします。上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。