セーレンが反発、海外子会社堅調や円安寄与し１５年３月期業績予想を上方修正

　セーレン<3569.T>が反発。５日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１０２０億円から１０４０億円（前期比６．１％増）へ、営業利益を６６億円から６７億円（同１４．５％増）へ、純利益を４３億円から５０億円（同１８．９％増）へ上方修正したことが好感されている。海外子会社の業績が堅調に推移していることに加えて、為替が想定よりも円安に推移したことなどが寄与したという。
　同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高７５８億４３００万円（前年同期比５．５％増）、営業利益４５億２３００万円（同９．２％増）、純利益２９億９８００万円（同１３．３％増）だった。米国・中国での自動車販売台数増加を背景に高付加価値商品が好調だったほか、エレクトロニクス事業で電磁波シールド材、高性能導電糸などが伸長した。

セーレンの株価は９時８分現在９８４円（△２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）