農業総研、前期経常を赤字縮小に上方修正

　農業総合研究所 <3541> [東証Ｍ] が10月9日大引け後(18:00)に業績修正を発表。18年8月期の連結経常損益を従来予想の7000万円の赤字→4700万円の赤字(前の期は1億3000万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1300万円の赤字→1000万円の黒字(前年同期は7700万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主たる事業である農家の直売所事業が堅調に推移し、新規に導入いただいたスーパーマーケット等の小売店が増加し、それに伴って買取委託販売（当社が生産者から農産物を買い取り小売店で委託販売を行うこと）が計画を上回りました。　また、平成30年４月26日に開示いたしました「連結子会社（株式会社世界市場）に対する補助金の交付に伴う営業外収益の計上に関するお知らせ」のとおり、補助金の交付が43百万円で確定し、保守的に計画していた金額を上回ったことで営業外収益が計画を上回りました。　上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想値と異なる可能性があります。