ウイルプラスホールディングスのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
ウイルプラスホールディングス <3538> 【 1→1】
「24/6期は新車販売の本格回復を見込み2桁営業増益を同社は計画」
23/6期は2桁営業減益、計画割れで着地した。TIWでは外部環境悪化(半導体不足等による新車供給の遅れや期末にかけての中古車市況急落)が23/6期業績悪化の主因であり、成長戦略が着実に実行されていることから過度の懸念は不要と考える。新車販売の本格回復が見込める24/6期は2桁営業増益を同社が見込んだがTIWでは計画達成の確度は高いとみること、また、前期に続く増配計画がポジティブである、更には、外部環境改善と成長戦略推進により24/6期以降は再び成長軌道に戻るとTIWではみることに加え、株価指標面の割安感などから目標株価は従来の1,450円を維持し、投資評価は「1」を継続する。
予想ROE:17.8% PBR:1.2倍、来期予想PER:5.8倍、来期予想EPS成長率:6%株価(9/1終値):1,136円
Fモデルによる理論株価:2448円(8月28日by高田悟)
東プレ <5975> 【 2+→2+】
「1Qはプレスと冷凍車がともに回復に向かい営業黒字化、通期計画を上方修正」
外部環境悪化(コロナ感染、カーメーカーの生産調整、冷凍車シャーシ不足、北米拠点での人手不足、インフレ影響等)から同社業績は21/3期、22/3期と急激に悪化した。しかし、23/3期1Q(4-6月)の営業赤字を大底に回復基調となり、24/3期1Qがプレス関連製品事業と冷凍車を中心とした定温物流関連事業が揃って回復に向かい大幅増収、営業黒字となり通期計画を上方修正したことで、業績回復が足下で一段と鮮明になっている。TIWでは半導体不足やシャーシ不足の改善状況等から24/3期は下期に更に業績は上向き、24/3期は今般の修正計画を更に上回る増益での着地を見込むことに加え、株価は堅調も株価指標面に依然割安感が強いため投資評価は
「2+」を維持する。
予想ROE:5.8% PBR:0.5倍、来期予想PER:7.6倍、来期予想EPS成長率:6%株価(9/1終値):1,750円
Fモデルによる理論株価:3186円(8月30日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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