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ウイルプラスホールディングスのニュース
■要約
ウイルプラスホールディングス<3538>は純粋持株会社。グループで輸入車販売事業を営む。福岡エリアと東京・神奈川エリアで、フィアット、アルファロメオ、ジープ、BMW、MINI、ボルボを柱に、9ブランドを26の正規ディーラー店舗で販売している(数字は2018年6月末現在)。
1. 福岡エリアと東京・神奈川エリアで9ブランド・26店舗を展開
同社は純粋持株会社で、傘下に事業会社4社を擁し、輸入車販売事業を営んでいる。2018年6月末現在、福岡エリアと東京・神奈川エリアで26店舗を展開している。マルチブランド戦略の下拡大基調を歩み、現在はフィアット、アルファロメオ、ジープ、BMW、MINI、ボルボを柱に9ブランドを取り扱っているが、今後もブランドは増える方向にある。事業会社の中では、かつてのフィアット、アルファロメオの輸入総代理店で、現在も販売台数シェアが国内1位のチェッカーモータース(株)が中核となっている。
2. M&Aと新規出店の両輪で成長。外部からの高い信頼が次の成長に繋がる好循環を確立
同社はM&Aと自社による新規出店とを両輪に業容を拡大させてきた。堅実な経営体質を武器にM&Aで新たな取扱ブランドを獲得し、厳格な経営管理のもとで店舗のスクラップ&ビルドを重ねて店舗ベースで収益性を管理し、事業会社ベースでは全社黒字化を実現してきている。この経営成績と同社が経営の大原則の1つとする 雇用の維持確保の両面での高い実績が、インポーターや同業他社からの信頼獲得につながり、M&A案件の紹介などを通じて次の成長につながるという正の循環が確立できている点が強みとなっている。
3. マルチブランド戦略、ドミナント戦略、M&A戦略の3つで成長を目指す
成長戦略として同社は、マルチブランド戦略、ドミナント戦略、M&A戦略の3つを打ち出している。これらをそれぞれスタンドアローン(単独)で実施するのではなく、あくまで目標実現のための手段として、それぞれが有機的に作用しあってシナジーを生み出せるかということに重点をおいて取り組んでいる。具体例としては、モデルサイクルによる収益影響を平準化するためのマルチブランド戦略がドミナント戦略でも重要な役割を果たしているほか、M&Aの効果の最大化にドミナント戦略に基づく店舗網の存在が大きく貢献していることなどがある。
4. 業績面では安定的な成長が続く。主力車種の新型モデルが相次ぎ、2019年6月期も増収増益を見込む
2018年6月期は売上高25,770百万円(前期比9.3%増)、営業利益1,261百万円(同4.3%増)と増収増益で着地した。BMWやボルボの新車販売不振をアルファロメオ、フィアットで補うというマルチブランド戦略の効果や中古車販売の伸長で増収を確保した。2019年6月期についても売上高29,510百万円(前期比14.5%増)、営業利益1,344百万円(同6.6%増)と連続増収増益を予想している。2019年6月期は、国内でのSUV人気に合致した車種や主力車種など4つの新型モデル投入が予定されている。また東北地方への初進出も注目ポイントだ。
■Key Points
・マルチブランド戦略・ドミナント戦略・M&A戦略の3つを核に、シナジー効果を追求して収益拡大につなげる
・新エリア・新ブランドの獲得、既存ブランドの拡大に向けて、M&Aを積極活用
・ポルシェ事業への進出と、今後の東北エリアでの展開に注目
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
<MH>
ウイルプラスホールディングス<3538>は純粋持株会社。グループで輸入車販売事業を営む。福岡エリアと東京・神奈川エリアで、フィアット、アルファロメオ、ジープ、BMW、MINI、ボルボを柱に、9ブランドを26の正規ディーラー店舗で販売している(数字は2018年6月末現在)。
1. 福岡エリアと東京・神奈川エリアで9ブランド・26店舗を展開
同社は純粋持株会社で、傘下に事業会社4社を擁し、輸入車販売事業を営んでいる。2018年6月末現在、福岡エリアと東京・神奈川エリアで26店舗を展開している。マルチブランド戦略の下拡大基調を歩み、現在はフィアット、アルファロメオ、ジープ、BMW、MINI、ボルボを柱に9ブランドを取り扱っているが、今後もブランドは増える方向にある。事業会社の中では、かつてのフィアット、アルファロメオの輸入総代理店で、現在も販売台数シェアが国内1位のチェッカーモータース(株)が中核となっている。
2. M&Aと新規出店の両輪で成長。外部からの高い信頼が次の成長に繋がる好循環を確立
同社はM&Aと自社による新規出店とを両輪に業容を拡大させてきた。堅実な経営体質を武器にM&Aで新たな取扱ブランドを獲得し、厳格な経営管理のもとで店舗のスクラップ&ビルドを重ねて店舗ベースで収益性を管理し、事業会社ベースでは全社黒字化を実現してきている。この経営成績と同社が経営の大原則の1つとする 雇用の維持確保の両面での高い実績が、インポーターや同業他社からの信頼獲得につながり、M&A案件の紹介などを通じて次の成長につながるという正の循環が確立できている点が強みとなっている。
3. マルチブランド戦略、ドミナント戦略、M&A戦略の3つで成長を目指す
成長戦略として同社は、マルチブランド戦略、ドミナント戦略、M&A戦略の3つを打ち出している。これらをそれぞれスタンドアローン(単独)で実施するのではなく、あくまで目標実現のための手段として、それぞれが有機的に作用しあってシナジーを生み出せるかということに重点をおいて取り組んでいる。具体例としては、モデルサイクルによる収益影響を平準化するためのマルチブランド戦略がドミナント戦略でも重要な役割を果たしているほか、M&Aの効果の最大化にドミナント戦略に基づく店舗網の存在が大きく貢献していることなどがある。
4. 業績面では安定的な成長が続く。主力車種の新型モデルが相次ぎ、2019年6月期も増収増益を見込む
2018年6月期は売上高25,770百万円(前期比9.3%増)、営業利益1,261百万円(同4.3%増)と増収増益で着地した。BMWやボルボの新車販売不振をアルファロメオ、フィアットで補うというマルチブランド戦略の効果や中古車販売の伸長で増収を確保した。2019年6月期についても売上高29,510百万円(前期比14.5%増)、営業利益1,344百万円(同6.6%増)と連続増収増益を予想している。2019年6月期は、国内でのSUV人気に合致した車種や主力車種など4つの新型モデル投入が予定されている。また東北地方への初進出も注目ポイントだ。
■Key Points
・マルチブランド戦略・ドミナント戦略・M&A戦略の3つを核に、シナジー効果を追求して収益拡大につなげる
・新エリア・新ブランドの獲得、既存ブランドの拡大に向けて、M&Aを積極活用
・ポルシェ事業への進出と、今後の東北エリアでの展開に注目
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)
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