東レ、収益改善策を加速、１１年３月期は純利益２５０億円を目指す

　東レが１０日午後１時に、１１年３月期連結業績予想と１０年３月期決算を発表した。１１年３月期業績予想は、売上高１兆５０００億円（前期比１０．３％増）、営業利益６００億円（同４９．６％増）、最終損益２５０億円の黒字（前期は１４１億５８００万円の赤字）を予想。同社の中期経営計画「プロジェクトＩＴ－２」に基づき、徹底的なコスト削減や拡販による数量拡大をはじめとする収益改善の取り組みを一層加速させる方針。前提となる為替レートは１ドル＝９０円を想定している。

　１０年３月期決算は、売上高１兆３５９６億３１００万円（前期比７．６％減）、営業利益４０１億７００万円（同１１．４％増）、最終赤字１４１億５８００万円（前期は１６３億２６００万円の赤字）だった。

　午後１時１１分時点の株価は２３円高の５３９円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社

東レが急騰、欧州エアバス社へ航空機用炭素繊維「プリプレグ」供給契約を締結

　東レが急騰し、一時３２円高の５４８円まで買われている。１０日に欧州大手の航空宇宙防衛グループのＥＡＤＳ社（本社：オランダ）と、ＥＡＤＳ社傘下の欧州航空機メーカー最大手のエアバス社を中心に、航空機用炭素繊維「プリプレグ（炭素繊維樹脂含浸シート）」の供給について、２０２５年までの１５年間にわたる長期供給契約を締結したと発表。従来は、炭素繊維加工メーカーを通じてＥＡＤＳ社へ間接的に商品を供給する格好となっていたが、今回の契約により「プリプレグ」などの幅広い商品を直接供給する。累計の受注金額が最大で３０００億円に達するとの一部報道もあるが、「金額は決まっていない」（広報室）としている。

　エアバス社は、次世代中型ジェット旅客機「Ａ３５０ＸＷＢ」で主翼や胴体に炭素繊維複合材料を使用する見込み。東レは、米ボーイング社との契約では「Ｂ－７８７」に限定した契約だったが、今回は「機種の限定はなく、他機種での採用も積極的に展開したい」（同）とした。

　前場終値は２３円高の５３９円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社

東レがカイ気配、エアバス社へ炭素繊維の納入報道を材料視

　東レが午前９時時点で、前週末比１０円高の５２６円カイ気配となっている。１０日付日本経済新聞の朝刊で、同社が欧州航空機最大手のエアバス社に機体材料として炭素繊維を納入すると報道、材料視されている。

　同紙によると、１１年から納入を開始し、１２年に初飛行を目指す旅客機から採用される見込みで、累計受注額は２０００億円から３０００億円に上る可能性があるとしている。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社

東レが独ダイムラーと炭素繊維材料の開発で契約、３年以内にメルセデスベンツに搭載へ

　化学大手の東レが２８日、独ダイムラー社と炭素繊維複合材料（ＣＦＲＰ）を用いた自動車部品の共同開発契約を締結したと発表。東レが開発した「ハイサイクルＲＴＭ成形技術」を活用し、炭素繊維複合材料による開発を進める。東レが最適な炭素繊維素材の開発に加え、主として部品設計と成形プロセスの技術開発を行う。ダイムラーは接合技術の開発を進める。両社が保有する技術を融合することで、圧倒的に短いサイクルの成形加工プロセスを実現し、３年以内にダイムラーのメルセデスベンツ乗用車にＣＦＲＰ部品を搭載する計画とした。

　前場終値は１１円高の５５５円、一時１４円高の５５８円まで買われる場面があった。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社