明治電機工業、前期経常を28％上方修正・12期ぶり最高益、配当も15円増額

　明治電機工業 <3388> が5月7日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→30.1億円(前の期は22.1億円)に28.1％上方修正し、増益率が6.1％増→35.9％増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.5億円→19.1億円(前年同期は14.2億円)に52.5％増額し、一転して34.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→55円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　工場の自動化・省力化ニーズの高まりを受け、製造業各社の設備投資は積極的に動き始め、当社におきましても主要ユーザーであります自動車、電気・電子・半導体、工作機械関連企業向けに制御・産業機器などの販売が堅調に推移し、売上高は前回発表予想よりも10.3％増加する見込みであります。営業利益、経常利益につきましては、売上増に伴う売上総利益の増加および利益率の改善などにより、各々28.6％、28.1％増加する見込みであり、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、繰延税金資産に対する評価性引当額の戻し入れが発生した影響により、33.4％と大幅増加する見込みであります。　これらの理由により、平成30年3月期通期連結業績予想を修正するものであります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と位置づけ、連結配当性向30％を目処として、将来の持続的成長に必要な内部留保の充実を図りながら、配当を行うことを基本方針としております。　このような基本方針のもと、当期の業績の状況、経営環境等を総合的に勘案した結果、平成30年3月期の1株当たり期末配当金を当初予想の25円から15円増配の40円に修正させていただきます。