フジタコーポ、今期経常を96％上方修正

　フジタコーポレーション <3370> [東証Ｓ] が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期非連結比5.2倍の8900万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5200万円→1億0200万円(前期非連結は3600万円)に96.2％上方修正し、増益率が44.4％増→2.8倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2100万円→7100万円(前年同期非連結は5600万円)に3.4倍増額し、一転して26.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期非連結比56.8％増の5800万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.0％→4.4％に改善した。

　※今期から連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年3月期通期（2023年４月１日～2024年３月31日）の連結及び個別の業績につきましては、売上高、利益面とも、予想を上回る見込みとなりました。売上高は、社会経済活動の正常化や個人消費の持ち直しなどを背景に、主力業態を中心に回復が見込まれることなどにより、連結売上高4,503百万円、個別売上高4,324百万円となる見込みであります。　また、利益面では、原材料価格の高騰や時給単価の上昇、人材募集活動による採用費の増加等による収益圧迫の懸念もありましたが、外国人特定技能生の受入開始等による採用費の圧縮や徹底したコストコントロールにより、連結営業利益95百万円、連結経常利益102百万円、親会社株主に帰属する当期純利益41百万円、また、個別経常利益120百万円、当期純利益61百万円となる見込みであります。※上記記載の業績予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。