メディ一光Ｇ、今期経常を31％上方修正・8期ぶり最高益、配当も5円増額

　メディカル一光グループ <3353> [東証Ｓ] が2月21日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年2月期の連結経常利益を従来予想の13億円→17億円(前期は12.2億円)に30.8％上方修正し、増益率が5.9％増→38.5％増に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6億円→10億円(前年同期は6.2億円)に66.2％増額し、一転して59.6％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→45円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループは 2023 年９月１日付で当社の連結子会社であります株式会社メディカル一光と西部沢井薬品株式会社およびその子会社であります株式会社沖縄アメルの医薬品・医薬部外品等の卸売事業を統合いたしました。当該事業は 2023 年４月以降、原価率の急激な上昇により、収益環境は大変厳しい状況に直面しております。そのような環境下、統合以降、販売力の強化と事業の効率化を図ることで統合効果の早期実現に注力しております。また、主力の調剤薬局事業におきましては、既存店の処方箋応需枚数が前年同期比を上回り、通期においてもその傾向が続いております。このような状況の中、2024 年２月期の通期連結業績につきましては、売上高および利益ともに前回公表予想を上回る見込みとなります。（注）本資料の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。

　当社は、剰余金の配当等につきまして、当期の業績や将来の事業展開に必要な資金等を総合的に勘案し、株主の皆さまに対し、安定的かつ継続的に実施することを基本方針としております。なお、配当は、安定的な収益基盤の着実な成長に基づき、配当性向 20％を目安に決定するとしております。 本日公表した 2024 年２月期の通期連結業績予想を引き上げたことに伴い、上記配当方針に従い、2024 年２月期の期末配当予想を前回予想から１株当たり 5 円 00 銭増額した 25 円00 銭とし、年間配当予想は１株当たり 45 円 00 銭と、前回予想から 5 円 00 銭、前期実績から 5 円 00 銭の増配を予想しております。