日本コークス、前期経常を赤字縮小に上方修正

　日本コークス工業 <3315> [東証Ｐ] が4月12日後場(14:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の19億円の赤字→7億円の赤字(前の期は114億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.2億円→30.2億円(前年同期は55.6億円)に65.7％増額し、減益率が67.2％減→45.6％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期連結業績につきましては、コークス事業において、想定より円安であったことや、原料炭市況が想定より上昇したことによる割安在庫影響などにより営業利益が好転したこと、また、営業外収益において、保険差益が増加したことなどから、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想時を上回る見込みです。　なお、2023年３月期通期連結決算は、2023年５月12日に公表予定です。