常和ＨＤが新値追い、１５年３月期業績予想の上方修正と中計発表を好感

　常和ホールディングス<3258.T>が５連騰で連日の昨年来高値更新。前週末１３日の取引終了後に、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の２７０億円から２７６億円（前期比２５．９％増）へ、営業利益を同８５億円から８８億円（同２７．４％増）へ、純利益を同４０億円から４２億円（同３６．５％増）へ上方修正したことが好感されている。不動産事業で国内外での賃料収入などが増加したことに加えて、ホテル事業の売り上げも好調に推移したことが要因という。
　また、同時に発表した１８年３月期を最終年度とする第２次中期経営計画で、最終年度に売上高３９８億円（１５年３月期予想比４４．２％増）、営業利益１２７億円（同４４．３％増）を目指すとしたことから、成長期待の買いも入っているようだ。不動産事業で保有ビルを現在の６９棟から１００棟へ拡大を図る一方、ホテル稼働を現在の１１店舗から２０店舗、計画開発中案件を含め１７店舗から３０店舗へと増加させる見通しだ。

常和ＨＤの株価は９時１４分現在４７８０円（△２５０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）