トーア紡、今期経常を一転28％減益に下方修正

　トーア紡コーポレーション <3204> が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比49.4％減の1億6600万円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の4億5000万円→3億円(前期は4億1600万円)に33.3％下方修正し、一転して27.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億5700万円→1億0700万円(前年同期は1億1600万円)に58.4％減額し、一転して7.8％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常損益は2700万円の赤字(前年同期は2800万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の1.1％→-0.0％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績予想につきましては、インテリア産業資材事業、ファインケミカル事業、不動産事業が堅調に推移しているものの、衣料事業において原材料価格の高騰により利益が圧迫されたことや、エレクトロニクス事業において家電部品の販売が減少したこと等により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに当初の発表予想を下回る見通しとなりました。※上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。