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ジェネレーションパスのニュース
■要約
ジェネレーションパス<3195>は、ネット通販サイト「リコメン堂」を運営するマーケティング支援サービス企業である。小売業の業種に分類されているが、同社の基本的なビジネスモデルは、商材メーカーに寄り添って、独自のWebマーケティング手法(EC Platform Optimization:最適化分析システム。以下、「EPO」)を活用して拡販支援サービスを行うものである。
事業セグメント(2019年10月期第2四半期)は、1)ECマーケティング事業(「リコメン堂」及び大手ECモールへの出店による商材の販売、並びにECサイト運営企業に対するEC関連サービス提供)、2)商品企画関連事業(EC市場へ出品する商材の企画支援)、3)その他(システム受託開発など)の3事業領域である。
同社は、2019年6月14日に2019年10月期第2四半期の連結決算業績を発表した。売上高4,629百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益13百万円(前年同期は12百万円の損失)、経常利益19百万円(前年同期は12百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益4百万円(前年同期は14百万円の損失)であった。前年同期比で増収・黒字回復で、第2四半期として過去最高の売上高を達成した。
黒字回復となった要因については、ECマーケティング事業で配送コストの継続的な上昇分を売上と利益のバランスを取りながら販売価格に転嫁し利益を確保したこと、商品企画関連事業で中国子会社の連結の影響により売上・売上総利益が増加したこと、販売費及び一般管理費(以下、販管費)が抑制され減少したことなどである。
同社の属するEC市場においては、継続的な宅配料金の値上げ等の不安もあるなか、国内外ともに個人消費者の購買状況は引き続き上昇傾向にあり、業績は基本的に拡大基調である。マーケットニーズに沿ったECマーケティング事業の展開を推進し、既存及び新規のモールでの「EPO」を推進・強化し、販売サイトのリニューアルや各種集客と売上拡大策を実施しており、基本的に増収傾向を維持している。
同社は2019年10月期の通期業績見通しについては当面非開示としている。これは、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>とのEC事業における業務連携が2019年7月に開始するが、それに伴い大幅な業績の変動が予想されるため、その状況を見て適当な時期に開示するとのことである。しかし、M&A・事業提携による事業拡大の寄与で、通期業績として売上高・利益ともに飛躍的に拡大する可能性が高いものと考える。
■Key Points
・2019年10月期第2四半期は増収・黒字回復、過去最高売上高を達成
・2019年10月期はユニー・ファミリーマートホールディングスとの業務提携案件などで飛躍的拡大期待
・EC事業は長期的に増収増益傾向、競争激化は同社の追い風に
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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ジェネレーションパス<3195>は、ネット通販サイト「リコメン堂」を運営するマーケティング支援サービス企業である。小売業の業種に分類されているが、同社の基本的なビジネスモデルは、商材メーカーに寄り添って、独自のWebマーケティング手法(EC Platform Optimization:最適化分析システム。以下、「EPO」)を活用して拡販支援サービスを行うものである。
事業セグメント(2019年10月期第2四半期)は、1)ECマーケティング事業(「リコメン堂」及び大手ECモールへの出店による商材の販売、並びにECサイト運営企業に対するEC関連サービス提供)、2)商品企画関連事業(EC市場へ出品する商材の企画支援)、3)その他(システム受託開発など)の3事業領域である。
同社は、2019年6月14日に2019年10月期第2四半期の連結決算業績を発表した。売上高4,629百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益13百万円(前年同期は12百万円の損失)、経常利益19百万円(前年同期は12百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益4百万円(前年同期は14百万円の損失)であった。前年同期比で増収・黒字回復で、第2四半期として過去最高の売上高を達成した。
黒字回復となった要因については、ECマーケティング事業で配送コストの継続的な上昇分を売上と利益のバランスを取りながら販売価格に転嫁し利益を確保したこと、商品企画関連事業で中国子会社の連結の影響により売上・売上総利益が増加したこと、販売費及び一般管理費(以下、販管費)が抑制され減少したことなどである。
同社の属するEC市場においては、継続的な宅配料金の値上げ等の不安もあるなか、国内外ともに個人消費者の購買状況は引き続き上昇傾向にあり、業績は基本的に拡大基調である。マーケットニーズに沿ったECマーケティング事業の展開を推進し、既存及び新規のモールでの「EPO」を推進・強化し、販売サイトのリニューアルや各種集客と売上拡大策を実施しており、基本的に増収傾向を維持している。
同社は2019年10月期の通期業績見通しについては当面非開示としている。これは、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>とのEC事業における業務連携が2019年7月に開始するが、それに伴い大幅な業績の変動が予想されるため、その状況を見て適当な時期に開示するとのことである。しかし、M&A・事業提携による事業拡大の寄与で、通期業績として売上高・利益ともに飛躍的に拡大する可能性が高いものと考える。
■Key Points
・2019年10月期第2四半期は増収・黒字回復、過去最高売上高を達成
・2019年10月期はユニー・ファミリーマートホールディングスとの業務提携案件などで飛躍的拡大期待
・EC事業は長期的に増収増益傾向、競争激化は同社の追い風に
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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