決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ウエルシア、イオンモール、イオンＦＳ (10月10日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の10月6日から10日の決算発表を経て11日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　タマホーム <1419>
　24年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比48.1％減の15.3億円に落ち込み、通期計画の141億円に対する進捗率は10.9％にとどまり、5年平均の19.3％も下回った。

▲No.2　ワッツ <2735>
　23年8月期の連結経常利益は前の期比43.6％減の6.4億円になり、24年8月期も前期比38.3％減の4億円に落ち込む見通しとなった。

▲No.3　イオンＦＳ <8570>
　24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比38.0％減の213億円に落ち込み、通期計画の610億円に対する進捗率は34.9％にとどまり、3年平均の44.1％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<1419> タマホーム 　　東Ｐ　　 -6.71 　 10/10　　　1Q　　　-48.08
<2735> ワッツ 　　　　東Ｐ　　 -5.05 　 10/10　本決算　　　-38.27
<8570> イオンＦＳ 　　東Ｐ　　 -4.13 　 10/10　　上期　　　-38.02
<9787> イオンディラ 　東Ｐ　　 -2.99 　 10/10　　上期　　　 12.10
<3148> クリエイトＳ 　東Ｐ　　 -2.65 　 10/10　　　1Q　　　　0.33

<8905> イオンモール 　東Ｐ　　 -2.12 　 10/10　　上期　　　　6.16
<7513> コジマ 　　　　東Ｐ　　 -1.53 　 10/10　本決算　　　 -6.72
<7445> ライトオン 　　東Ｐ　　 -1.45 　 10/10　本決算　　　　黒転
<8273> イズミ 　　　　東Ｐ　　 -0.57 　 10/10　　上期　　　 -0.60
<3141> ウエルシア 　　東Ｐ　　 -0.48 　 10/10　　上期　　　 -4.21

<3546> アレンザＨＤ 　東Ｐ　　 -0.30 　 10/10　　上期　　　-24.98

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース