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BRUNOのニュース
■要約
イデアインターナショナル<3140>はインテリア雑貨やオーガニック化粧品などの企画・開発及び販売を行っている。デザイン性やブランド力に優れ、他のセレクトショップなどへの卸売と自社店舗での販売で業容を拡大してきた。2013年9月にRIZAPグループ<2928>の傘下に入り、ライフスタイルセグメントの中核を担っている。
1. 「BRUNO」「MILESTO」の2事業が順調に伸長し、過去最高更新が続く
同社の2018年6月期は売上高9,011百万円、営業利益415百万円と、売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。ホットプレートなどのキッチン家電を中心とした「BRUNO」ブランドのインテリア雑貨や「MILESTO」ブランドで展開するトラベル商品が、卸売、小売りともに順調に売上げを伸ばした。利益面ではこれら自社ブランド商品の販売を伸ばす戦略で臨んだ結果自社ブランド商品の売上構成比が上昇し、売上総利益率が45.8%に上昇した。販管費の増加を吸収し、営業利益は前期に続き2期連続で過去最高を更新した。2019年6月期第1四半期決算は前期までの流れが継続したことに加えて2018年4月に子会社化したシカタの連結により、売上高3,360百万円、営業利益38百万円で着地した。
2. 子会社シカタとのシナジー効果が中期的業績成長の大きな原動力になると期待
同社は毎年期初に3ヶ年のローリング中期経営計画を発表している。2018年8月に発表した現行中期経営計画では2021年6月期において売上高21,000百万円、営業利益1,155百万円、営業利益率5.5%を計画している。成長戦略の骨格は従来同様、1)商品戦略、2)営業・マーケティング戦略、3)成長投資及び財務戦略の3つから成っている。これまでの大きな違いは、女性用バッグで国内トップクラスのOEM実績を有する(株)シカタを子会社化したことだ。シカタは中国や東南アジアの生産工場と深いつながりを有するほか、調達ネットワークや生産管理・流通のノウハウなどを有している。イデアインターナショナル・シカタ両社のシナジー効果として「MILESTO」ブランドのトラベル商品のコスト削減や、イデアインターナショナルの企画力・デザイン力を生かしたシカタの自社ブランド製品の価値向上などが期待される。
3. BRUNO事業では海外展開が新たな成長シナリオに。ECも急成長期を迎える
これまで同社の業績をけん引してきたキッチン家電のホットプレートは累計販売台数が2018年4月に100万台超えを達成後も勢いが止まらない状況だ。ホットプレートにけん引されて他のキッチン家電も好調な販売が続いており、同社はこれを好機として「BRUNO」ブランドの他の家電やインテリア商材の拡充に取り組んでいる。また、BRUNO事業では“海外展開”が新たなシナリオとして急速に浮上してきた。中国での卸売売上高が急拡大しているほか、台湾や香港には現地資本によるBRUNO店舗が出店され、この動きは今後さらに拡大するとみられる。同社が収益性改善の観点で注力するEC(eコマース)も、ブランド認知度のための施策が奏功し急成長期入ってきている。2018年6月期は前期比60%近く伸びて小売事業売上高の27%を占めた。2019年6月期もさらに前期比50%増の高成長を計画している。
■Key Points
・「BRUNO」、「MILESTO」ともに順調な売上高拡大が継続
・中期経営計画では1)商品戦略、2)営業・マーケティング戦略、3)成長投資及び財務戦略の3つの角度からアプローチ
・直営店舗の出店加速とEC強化によって小売売上高の拡大を目指す。今後は海外展開の成長スピードにも注目
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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イデアインターナショナル<3140>はインテリア雑貨やオーガニック化粧品などの企画・開発及び販売を行っている。デザイン性やブランド力に優れ、他のセレクトショップなどへの卸売と自社店舗での販売で業容を拡大してきた。2013年9月にRIZAPグループ<2928>の傘下に入り、ライフスタイルセグメントの中核を担っている。
1. 「BRUNO」「MILESTO」の2事業が順調に伸長し、過去最高更新が続く
同社の2018年6月期は売上高9,011百万円、営業利益415百万円と、売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。ホットプレートなどのキッチン家電を中心とした「BRUNO」ブランドのインテリア雑貨や「MILESTO」ブランドで展開するトラベル商品が、卸売、小売りともに順調に売上げを伸ばした。利益面ではこれら自社ブランド商品の販売を伸ばす戦略で臨んだ結果自社ブランド商品の売上構成比が上昇し、売上総利益率が45.8%に上昇した。販管費の増加を吸収し、営業利益は前期に続き2期連続で過去最高を更新した。2019年6月期第1四半期決算は前期までの流れが継続したことに加えて2018年4月に子会社化したシカタの連結により、売上高3,360百万円、営業利益38百万円で着地した。
2. 子会社シカタとのシナジー効果が中期的業績成長の大きな原動力になると期待
同社は毎年期初に3ヶ年のローリング中期経営計画を発表している。2018年8月に発表した現行中期経営計画では2021年6月期において売上高21,000百万円、営業利益1,155百万円、営業利益率5.5%を計画している。成長戦略の骨格は従来同様、1)商品戦略、2)営業・マーケティング戦略、3)成長投資及び財務戦略の3つから成っている。これまでの大きな違いは、女性用バッグで国内トップクラスのOEM実績を有する(株)シカタを子会社化したことだ。シカタは中国や東南アジアの生産工場と深いつながりを有するほか、調達ネットワークや生産管理・流通のノウハウなどを有している。イデアインターナショナル・シカタ両社のシナジー効果として「MILESTO」ブランドのトラベル商品のコスト削減や、イデアインターナショナルの企画力・デザイン力を生かしたシカタの自社ブランド製品の価値向上などが期待される。
3. BRUNO事業では海外展開が新たな成長シナリオに。ECも急成長期を迎える
これまで同社の業績をけん引してきたキッチン家電のホットプレートは累計販売台数が2018年4月に100万台超えを達成後も勢いが止まらない状況だ。ホットプレートにけん引されて他のキッチン家電も好調な販売が続いており、同社はこれを好機として「BRUNO」ブランドの他の家電やインテリア商材の拡充に取り組んでいる。また、BRUNO事業では“海外展開”が新たなシナリオとして急速に浮上してきた。中国での卸売売上高が急拡大しているほか、台湾や香港には現地資本によるBRUNO店舗が出店され、この動きは今後さらに拡大するとみられる。同社が収益性改善の観点で注力するEC(eコマース)も、ブランド認知度のための施策が奏功し急成長期入ってきている。2018年6月期は前期比60%近く伸びて小売事業売上高の27%を占めた。2019年6月期もさらに前期比50%増の高成長を計画している。
■Key Points
・「BRUNO」、「MILESTO」ともに順調な売上高拡大が継続
・中期経営計画では1)商品戦略、2)営業・マーケティング戦略、3)成長投資及び財務戦略の3つの角度からアプローチ
・直営店舗の出店加速とEC強化によって小売売上高の拡大を目指す。今後は海外展開の成長スピードにも注目
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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