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<6315> TOWA 2388 +346大幅続伸。前日に業績予想の大幅上方修正を発表。上半期営業利益は従来の27億円から53億円に、通期では50億円から91億円、前期比2.5倍の水準にまで引き上げた。半導体製造装置の良好な市場環境のなか、同社のモールディング装置に関しても、想定以上の受注推移が続いているもよう。もともと保守的な要素も強かったとみられるが、修正幅の大きさがインパクトになっている。下期の上方修正もポジティブ視。
<6754> アンリツ 1910 -186大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は30.8億円で前年同期比39.8%の大幅減益、市場予想も15億円程度下振れている。半導体不足による売上の下振れも影響したもよう。5G関連として業績期待の高い銘柄でもあり、大幅減益決算をネガティブ視する動きが先行。なお、通信計測事業の受注高は前四半期比で1.7%増と順調、下期に向けてさらなる増加見通しなども示されてはいるようだ。
<2737> トーメンデバ 5060 +700ストップ高比例配分。前日発表の第1四半期決算がポジティブサプライズに。営業利益は31.4億円で前年同期比2.9倍へと急拡大、通期予想の43億円、前期比14.0%減は据え置いたものの、進捗率は73.1%に達し、大幅な上振れが期待される状況に。データセンターストレージ向けおよびPC向けにDRAM、NAND FLASH製品の売上が拡大したほか、海外市場では高精細カメラCISが引き続き堅調のようだ。
<6967> 新光電工 3700 -280急落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は139億円で前年同期比3.7倍となり、市場予想も50億円近く上振れた。通期予想は従来の334億円から406億円、前期比74.0%増に上方修正。主力のPCパッケージやリードフレームなどが好調に推移したもよう。ただ、期待先行で株価は前日にかけて大きく上昇。また、業績上振れは在庫増なども要因となっていることから、短期的な出尽くし感が先行した。
<3092> ZOZO 3725 +280大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は126億円で前年同期比20.8%増益、市場予想を10億円以上上回る着地になっている。通期計画478億円、前期比8.3%
増と比較しても順調なスタートになっている。PayPayモールの商品取扱高、広告事業売上などが想定以上に好調なもよう。業績上振れ確度の高まりから、見直しの動きが進む形になっているようだ。
<6702> 富士通 18565 -1805大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は337億円で前年同期比51.5%増益となり、コンセンサスを50億円強上回る好決算に。子会社の新光電工<6967>の好業績が上振れの主因となっている。ただ、第1四半期のウェイトは高くなく、インパクトは強まっていない。一方、主力のソリューション・サービスの受注は低水準だった前年同期比と比較して一段と減少しており、ネガティブな反応が強まる格好に。
<6723> ルネサス 1181 +7続伸。前日に第2四半期決算を発表、4-6月期Non-GAAPベースの営業利益は614億円となり、前年同期の302億円、前四半期の526億円、従来計画479億円をそれぞれ大きく上回っている。7-9月期見通しは、売上収益が2360-2440億円、営業利益率29.0%を予想、粗利益率は前四半期比で一段の上昇を見込んでいる。受注残高も積み上がっていると想定され、当面の業績安心感も強まる形のようだ。
<6981> 村田製 9040 -60反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1051億円で前年同期比2.0倍、市場予想を200億円強上回っている。通期予想は従来の3200億円から3650億円、前期比16.5%
増に上方修正、コンセンサスを150億円程度上振れる水準だが、製品値下げなども織り込んでおり、依然保守的な見通しともみられている。全体地合い悪化の中も、想定以上に底堅い業績推移をポジティブに捉える動きが優勢となっている。
<6861> キーエンス 60740 +2750大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は934億円で前年同期比80.7%の大幅増益、市場予想も100億円超上回る好決算となっている。引き続き業績予想の開示はされていないが、先行発注も限定的との見方が示されており、コンセンサスの切り上がりにつながる形のようだ。地域・業種とも幅広く需要が回復しているもよう。営業利益率も前四半期並みの高水準を継続している。
<6954> ファナック 24380 -1615大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は521億円で前年同期比4.7倍となり、通期計画は従来の1484億円から1944億円にまで上方修正した。第1四半期受注実績は2245億円、前四半期比で一段と拡大したが、FA受注には先行発注、ロボマシンには一時的な需要も含まれているもようで、今後の反動減リスクが意識されたもよう。通期上方修正値はコンセンサス水準にとどまり、一旦は出尽くし感が先行。
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