ＪＢイレブン、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

　ＪＢイレブン <3066> [名証２] が3月19日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の2300万円の黒字→9200万円の赤字(前期は3600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の400万円の黒字→1億1100万円の赤字(前年同期は3100万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、従来2.5円を計画していた期末一括配当を見送り、2期ぶりに無配転落(前期は2.5円)とする方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルスの感染リスク拡大抑止施策に伴い、２月下旬から空港、駅ビル、ショッピングセンターの店舗を中心に、来客数の急激な減少がみられ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の大幅な減少が見込まれることとなり、通期業績予想を修正いたします。なお、上記業績予想は、現時点での来客数の状況を鑑みて算出したものですが、今後の来客数への影響は不透明であり、今後開示すべき事象が発生した場合には、速やかに公表いたします。

　当社は、株主への利益還元を重要な経営政策の一つと認識しており、今後の事業展開および財務体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、業績に裏打ちされた安定配当の維持継続を基本方針としています。しかしながら、上記のとおり、当期純損失を計上することが予想されますので、誠に遺憾ではありますが、期末の配当を無配に修正させていただきます。早期に復配できるよう努めてまいります。※上記の数値は、現時点において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の数値は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。