東洋水産が３日続落、シティ証は投資判断引き下げ

　東洋水産<2875.T>が３日続落。この日はシティグループ証券が２８日付で投資判断を「中立」から「売り」とし、目標株価を３２００円から２８００円に引き下げたことが観測されている。競争激化で国内外の即席麺事業の業績予想を下方修正したことが要因という。過去３年間、同社の業績成長は北米事業の安定成長と「正麺」の成長に支えられてきたが、日清食品ホールディングス<2897.T>との競争激化により、同社の２つの成長ドライバーは消失していると指摘。足もとの状況は、回復の兆しがあるどころか、むしろ悪化していると同証券では判断しているという。なお、同証券による１５年３月期の営業利益予想は２８７億円（前期比６．２％減）予想と３期ぶりの減益を見込んでいる。

東洋水産の株価は９時２０分現在３０２５円（▼３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）