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<話題の焦点>=賞味期限見直し、技術力で食品ロス削減
このところ、食品メーカーの間で賞味期限を見直す動きが広がっている。まだ食べられる食品が廃棄される「食品ロス」を減らすためだ。従来の賞味期限は、万が一の事態を恐れて多くのメーカーがかなり「余裕」を持って設定しているのが実情。一方、食糧自給率は「日本中で出回っている食材のうち、実際に食べられた“日本産食品”は何%か」で計算されている。分母に廃棄食料も含まれており、「食品ロス」によって自給率が低水準にとどまっているという面もある。適正に賞味期限を設定することができれば、販売機会も増え、メーカー、流通段階での利益率改善につながる。また自給率の改善にも役立ち、災害時などに向けた“備蓄需要”の増加も想定される。
具体的には、日清食品ホールディングス<2897.T>、東洋水産<2875.T>など即席麺メーカーなどで構成される日本即席食品工業協会が8日、来春をメドに即席麺の賞味期限を延長すると発表した。包装材の技術改良が進み、品質が維持できることを確認。現在6カ月が主流の袋麺は8カ月、カップ麺は5カ月から6カ月にそれぞれ延長される見通しだ。
江崎グリコ<2206.T>は昨年、温めずに食べられるレトルトカレーの賞味期限を2年から3年に延長。ハウス食品グループ本社<2810.T>も今年、ジュレタイプの調味料の包材を遮光タイプに変更し、賞味期限を9カ月から1年に延長。今年2月に賞味期限を1年延長したカゴメ<2811.T>の缶入り野菜ジュース「野菜一日これ一本」は4~9月の販売数が前年同期比で大幅に増加した。
◆主な賞味期限見直し関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業増益率 株価 PER
江崎グリコ<2206.T> 36.6 1039 25.7
ハウス食品<2810.T> 9.3 1557 18.7
カゴメ<2811.T> ▼26.7 1710 36.1
洋水産<2875.T> 4.6 3055 15.6
日清食品HD<2897.T> 6.5 4130 23.7
※株価は24日終値(単位:%、円、倍)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
具体的には、日清食品ホールディングス<2897.T>、東洋水産<2875.T>など即席麺メーカーなどで構成される日本即席食品工業協会が8日、来春をメドに即席麺の賞味期限を延長すると発表した。包装材の技術改良が進み、品質が維持できることを確認。現在6カ月が主流の袋麺は8カ月、カップ麺は5カ月から6カ月にそれぞれ延長される見通しだ。
江崎グリコ<2206.T>は昨年、温めずに食べられるレトルトカレーの賞味期限を2年から3年に延長。ハウス食品グループ本社<2810.T>も今年、ジュレタイプの調味料の包材を遮光タイプに変更し、賞味期限を9カ月から1年に延長。今年2月に賞味期限を1年延長したカゴメ<2811.T>の缶入り野菜ジュース「野菜一日これ一本」は4~9月の販売数が前年同期比で大幅に増加した。
◆主な賞味期限見直し関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業増益率 株価 PER
江崎グリコ<2206.T> 36.6 1039 25.7
ハウス食品<2810.T> 9.3 1557 18.7
カゴメ<2811.T> ▼26.7 1710 36.1
洋水産<2875.T> 4.6 3055 15.6
日清食品HD<2897.T> 6.5 4130 23.7
※株価は24日終値(単位:%、円、倍)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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