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<話題の焦点>=フリーズドライ食品、用途拡大で新たな成長ステージに
市場に投入されて既に50年以上経過しているにもかかわらず、ここにきて新たな成長ステージを迎えているのがフリーズドライ食品だ。この製法は、凍結させた食品を真空状態に置き、水分を昇華させ乾燥させる技術。
日本のフリーズドライ食品は、即席ラーメンの粉末スープに具として添えられたネギが最初といわれ、1960年代から少しずつ広がりをみせ、インスタントコーヒーの登場と1971年に日清食品ホールディングス<2897.T>から発売された「カップヌードル」にフリーズドライの卵、肉、エビなどの具材が使用されて以降、即席麺向けを中心に生産規模は一気に拡大した。
その後も、風味や栄養価を損なわず、お湯を注ぐだけですぐに出来立てのおいしさを再現でき、なおかつ小型軽量で長期保存できるというフリーズドライの特長が評価され、本格的な登山・長期キャンプといったアウトドアの装備や、海外旅行や災害時の防災用食品としての用途の広がりもみせている。
従来、フリーズドライ食品は、加工に伴うコストがかかり高単価であることがネックとされていた。ところが、技術革新による品種の多様化と用途拡大での量産に伴うコストダウンで、冷凍食品の代替としての需要も広がりをみせている。
個別銘柄では、フリーズドライブロックタイプみそ汁で圧倒的ナンバーワンシェアを占め、各種スープや丼物でも実績のある天野実業(本社・広島県福山市)の商品は、アサヒグループホールディングス<2502.T>傘下のアサヒグループ食品が販売を担当している。さらに、永谷園ホールディングス<2899.T>は「お茶づけ」をはじめ、各種「みそ汁」、「お吸いもの・スープ」、「お粥・雑炊」、「丼物」、「そうざい」など品ぞろえが充実している。ハウス食品グループ本社<2810.T>は、「やさいスープ」や「ローズマリー」、「タイム」、「オレガノ」などの香辛料に特色がある。また、味の素<2802.T>では、「クノール 中華スープ」が代表商品。東洋水産<2875.T>は、もずく、トマト、オニオンなどの各種スープや、「釜めしの素」などが主力となっている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
日本のフリーズドライ食品は、即席ラーメンの粉末スープに具として添えられたネギが最初といわれ、1960年代から少しずつ広がりをみせ、インスタントコーヒーの登場と1971年に日清食品ホールディングス<2897.T>から発売された「カップヌードル」にフリーズドライの卵、肉、エビなどの具材が使用されて以降、即席麺向けを中心に生産規模は一気に拡大した。
その後も、風味や栄養価を損なわず、お湯を注ぐだけですぐに出来立てのおいしさを再現でき、なおかつ小型軽量で長期保存できるというフリーズドライの特長が評価され、本格的な登山・長期キャンプといったアウトドアの装備や、海外旅行や災害時の防災用食品としての用途の広がりもみせている。
従来、フリーズドライ食品は、加工に伴うコストがかかり高単価であることがネックとされていた。ところが、技術革新による品種の多様化と用途拡大での量産に伴うコストダウンで、冷凍食品の代替としての需要も広がりをみせている。
個別銘柄では、フリーズドライブロックタイプみそ汁で圧倒的ナンバーワンシェアを占め、各種スープや丼物でも実績のある天野実業(本社・広島県福山市)の商品は、アサヒグループホールディングス<2502.T>傘下のアサヒグループ食品が販売を担当している。さらに、永谷園ホールディングス<2899.T>は「お茶づけ」をはじめ、各種「みそ汁」、「お吸いもの・スープ」、「お粥・雑炊」、「丼物」、「そうざい」など品ぞろえが充実している。ハウス食品グループ本社<2810.T>は、「やさいスープ」や「ローズマリー」、「タイム」、「オレガノ」などの香辛料に特色がある。また、味の素<2802.T>では、「クノール 中華スープ」が代表商品。東洋水産<2875.T>は、もずく、トマト、オニオンなどの各種スープや、「釜めしの素」などが主力となっている。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
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