アヲハタ、４月中間期は操業度向上と原料高騰の緩和から営業２７．９％増益に

　キユーピー系のジャム製造が主力のアヲハタが９日大引け後に、１０年４月中間期（０９年１１月－１０年４月）の連結業績を発表した。売上高は、ジャム以外の調理食品類や産業用加工品類の伸び悩みから、前年同期比６．２％減の９４億９００万円にとどまったが、利益面では主力の「アヲハタ・５５ジャム」のリニューアルによる操業度の向上や、原材料価格の高騰緩和などから、営業利益は同２７．９％増の６億４０００万円、純利益は同３２．５％増の３億８２００万円と２ケタ台の増益を達成した。

　１０年１０月期の連結業績について会社側では、厳しい経済環境と先行きの不透明感の強さから、期初に発表した、売上高１９１億円（前期比２．９％減）、営業利益９億４０００万円（同１．８％増）、純利益５億４０００万円（同０．１％増）の見通しを変えていない。ただ、足元の業況は想定以上の推移となっており、最終的には上ブレの可能性が高い。

　９日の終値は１２円安の１３８６円。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

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