【売り】あらた（2733）消費増税の駆け込み需要の反動減により、下方修正・・・その後の株価は？＝フェアトレード 田村 祐一

再増税の思惑の中では、買いは入りにくいか

■注目銘柄
あらた（2733）

■注目理由
同社は、化粧品・日用品・家庭用品などの卸売業を営んでいます。

直近発表した第1四半期決算では、売上高1529億3200万円（前年同期比－5.1％）、営業利益1億8000万円（前年同期比－80.2％）、当期純利益0億円（前年同期比－100％）と大幅な減収減益となりました。また、業績が悪化したことに伴い、第2四半期決算及び通期予想の下方修正を発表しています。これは、消費増税に伴い、化粧品や日用品の洗剤の売上高が大幅に減少したことが要因です。今期は、消費増税の駆け込み需要の反動減が尾を引く可能性が高く、積極的な買いは入りにくいと判断しました。

また、安倍首相は消費税率10％へ再引き上げの決定を年内に判断するとしています。仮に、消費増税が決定した場合には、同社業績に更に悪影響を及ぼす可能性が考えられます。消費増税が延期されるのか明らかになっていな状態では投資家は買いに入りにくく、売りが優勢となる展開が続く可能性が高いでしょう。

過去の検証結果は以下の通りです。
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勝率：81.82％
平均損益（率）：3.44％
平均利益（率）：4.92％
平均損失（率）：－1.47％
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