キタムラは昨年来安値、１７年３月期業績予想と配当計画を減額修正

　キタムラ<2719.T>が昨年来安値を更新した。同社は１４日取引終了後に、１７年３月期通期の連結業績予想と配当計画を修正。営業損益見通しを従来予想の１４億円の黒字から１６億円の赤字（前期は９億４６００万円の黒字）に下方修正したほか、期末一括配当を従来計画比１０円減額の１０円（前期は２０円）にする方針を明らかにした。

　売上高予想も１６６８億円から１４０５億円（前期比８．９％減）に減額修正。スマートフォンの販売が低調なほか、内製プリントや外注プリントの販売枚数が減少していることなどが影響する。

　また、主力の「カメラのキタムラ」と写真館「スタジオマリオ」をあわせて今年３月末までに８１店舗、来年３月末までに４８店舗、合計１２９店舗を閉鎖すると発表。これに伴い今期に約１３億円の特別損失を計上し、最終損益予想を従来の６億５０００万円の黒字から２４億円の赤字（同７０００万円の黒字）に引き下げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）