ジーフットがは大幅続落、１９年２月期業績及び配当予想を下方修正

　ジーフット<2686.T>は大幅続落。９日の取引終了後、１９年２月期の連結業績予想について、売上高を１０００億円から９５０億円（前期比２．３％減）へ、営業利益を２７億円から５億円（同７７．７％減）へ、最終損益を９億円の黒字から１２億円の赤字（前期７億５１００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　実需型消費の縮小を要因とした既存商品の売り上げ低迷や、ファッションのノンシーズン化による季節商品の売り上げ減少に加えて、それらを補うために取り組んだスポーツ関連商品の拡充やＰＢ商品の開発・販売が計画未達となったことが要因。また、在庫の質量適正化を目的とした在庫処分の増加、売上総利益率が低下したことも響いた。更に店舗資産の一部について減損損失を特別損失に計上したことも最終損益を悪化させた。

　業績予想の修正に伴い、従来１０円を予定していた期末配当予想について５円減額して５円にするとあわせて発表しており、これも売り材料視されている。年間配当は１５円となり、前期実績の２０円に対しては５円の減配となる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計の連結決算は、売上高７３３億６１００万円、営業利益１０億５００万円、最終損益４億５９００万円の赤字。今期から四半期連結決算を実施しているため、前年同期との比較はない。

出所：minkabuPRESS