ダイナック、今期最終を一転赤字に下方修正

　ダイナックホールディングス <2675> [東証２] が11月1日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終損益は3億3600万円の赤字(前年同期は9500万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の3億1000万円の黒字→1億6000万円の赤字(前期は2億2000万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4億7000万円の黒字→トントン(前年同期は3億1800万円の黒字)に減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終損益は1億7600万円の赤字(前年同期は300万円の黒字)に転落したが、売上営業損益率は前年同期の-2.0％→-1.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は当初見込みと大きな差異なく進捗しておりますが、営業利益は採用・教育を積極的に強化したほかアルバイト・パートの時給単価上昇による人件費の増加や、相対的に原価率の高い物販関連の売上増により想定以上に原価が増加したことに加え、第３四半期以降における天候不順・自然災害等の影響もあり業績の回復が見込めないため、当初見込みを下回る見通しです。経常利益は店舗に関わる営業補償金の受け入れがあったものの当初見込みに及ばない見通しです。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、一部店舗の減損損失を計上したこと等により当初見込みを下回る見通しとなりました。なお、2019年12月期の期末配当予想に変更はなく、現時点では2019年２月１日公表の配当予想を据え置くことといたします。（注）上記の業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。