オエノンＨＤ、今期経常を一転19％減益に下方修正

　オエノンホールディングス <2533> が11月7日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比12.7％減の8.7億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の19.5億円→15.5億円(前期は19億円)に20.5％下方修正し、一転して18.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.8億円→6.8億円(前年同期は10.7億円)に37.0％減額し、一転して36.7％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比96.0％減の700万円に大きく落ち込み、売上営業損益率は前年同期の0.9％→-0.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高においては、北海道胆振東部地震に伴う苫小牧工場の被害により販売用アルコールならびに主力市場である北海道での売上が大きく減少していることなどに鑑み、前回予想を下回る見込みであります。　一方、営業利益、経常利益につきましても、売上高の減少による利益減少のほか、苫小牧工場の生産が停止したこともあり、前回の業績予想から減少する見込みであります。なお、当該工場の生産につきましては、今月中旬に再開する予定であります。　また、親会社株主に帰属する当期純利益においても、経常利益の減少のほか、別途お知らせしております北海道胆振東部地震関連の特別損失約３億円および牛久シャトーの飲食・物販事業の撤退に係る事業再編損失約４億円を計上することなどにより、前回予想を大きく下回る見込みであります。 　なお、今回の業績予想の下方修正に至る要因は一過性のものであり、配当予想の変更はございません。※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。