宝ＨＬＤ、ハイボール人気の恩恵で１１年３月期は増収予想

　宝ホールディングスが１１日引け後、１１年３月期連結業績予想を発表した。売上高は前期比２．３％増の１９５０億円、営業利益は同２．７％増の８８億円を見込む。「ハイボール」人気の恩恵もあって、同社の「焼酎ハイボール」シリーズなどが引き続き好調に推移する見通し。このほか、４月から連結子会社となったフランスの日本食材輸入卸会社の売上も加わる。継続的なコストダウンにより、利益率の向上も見込む。配当は期末一括で８円５０銭を継続する。１０年３月期の売上高は前期比１．２％減の１９０５億２５００万円、営業利益は同３．１％減の８５億７２００万円だった。

　同時に、取得株式総数２５０万株（発行済み株式総数の１．１９％）、取得価格総額１３億円をそれぞれ上限とした自社株買いを発表している。期間は５月１４日から６月２８日まで。

　１１日終値は４円高の４８１円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社