シダー、前期経常を一転黒字に上方修正

　シダー <2435> [東証Ｓ] が4月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の1億3100万円の赤字→2400万円の黒字(前の期は5100万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1億1300万円の赤字→2億7600万円の赤字(前の期は3億1900万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2200万円の赤字→1億3300万円の黒字(前年同期は8200万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、施設サービス事業において、予想より堅調に推移いたしました。営業利益、経常利益につきましては、売上高の増加に加え、介護に係る人件費が予想を下回って推移したことで売上原価が減少したことから、予想を上回る見通しとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、「１．特別損失の計上について」に記載の通り、減損損失及びリース解約損失を特別損失に計上するため、前回予想を下回る見通しであります。尚、2023年3月期の配当予想につきましては、無配とさせて頂いており、2023年2月22日発表の予想から変更ありません。