ヒューマンＨＤは高値更新後マイナスに転じる、１５年３月期業績予想を上方修正も利益確定売り

　ヒューマンホールディングス<2415.T>が朝高のあと利益確定売りに押され大幅続落となっている。前週末１３日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の６１６億５６００万円から６２５億４７００万円（前期比１０．４％増）へ、営業利益を同１６億１５００万円から１８億２００万円（同５７．７％増）へ、純利益を同９億３９００万円から１０億１８００万円（同１８．１％減）へ上方修正した。これを受けて朝方には一時、前週末比６０円（５．２％）高の１２０４円まで上昇し、昨年来高値を更新したが、すぐに利益確定売りが優勢となり、大幅安となっている。
　旺盛な人材需要を背景に、人材関連事業の人材派遣や業務受託が想定以上の水準で推移したことが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来１７円５０銭を予定していた期末一括配当を１９円（前期２３円）に引き上げたが、これに対する反応は限定的のようだ。なお、同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算は、売上高４６１億１２００万円（前年同期比１０．６％増）、営業利益１５億５９００万円（同２．３倍）、純利益９億４４００万円（同５．９％増）となった。

ヒューマンＨＤの株価は９時５０分現在１０６０円（▼８４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）