ＤＮＡチップ、今期最終を赤字拡大に下方修正

　ＤＮＡチップ研究所 <2397> [東証２] が3月18日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の最終損益(非連結)を従来予想の1億5900万円の赤字→1億7200万円の赤字(前期は1億2800万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終損益も従来予想の2900万円の赤字→4200万円の赤字(前年同期は3500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　業績予想の売上高につきましては、研究受託事業、診断事業に関して新型コロナウィルス感染症の影響により営業活動の制限を受け、低調に推移しております。また、昨年７月に「EGFRリキッド」を薬事承認致しました。しかし、保険収載の遅れなどが影響し販売体制が十分に整わず、前回公表いたしました予想を下回る見通しとなりましたので、上記のとおり業績予想を修正いたします。特別利益の計上について２０１７年11月及び２０１９年１月の２回に渡り従業員向けに付与したストック・オプション（いずれも権利確定済み）のうち、退職した従業員の権利未行使による戻入益（108万円）を計上しております。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。