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SBSHD Research Memo(5):有利子負債増加で財務体質はやや悪化したが、M&A効果で今後は改善

配信元:フィスコ
投稿:2019/04/10 15:15
■業績動向

3. 財務状況と経営指標
SBSホールディングス<2384>の2018年12月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比44,553百万円増加の172,355百万円となった。このうち、SBSリコーロジスティクスの子会社化による増加分は410億円(うち、のれん57億円)と増加要因の9割を占めている。主な増減要因を見ると、流動資産は子会社の新規連結による現預金の増加が4,771百万円、受取手形及び売掛金の増加が12,135百万円となり、棚卸資産が3,005百万円減少した。また、固定資産も同様に子会社の新規連結により有形固定資産が16,297百万円増加したほか、無形固定資産がのれん等を中心に9,754百万円増加した。また、投資その他の資産も差入保証金を中心に2,981百万円増加した。

負債合計は前期末比34,891百万円増加の124,182百万円となった。このうち、有利子負債は16,435百万円増加の72,838百万円となった。また、子会社の新規連結を主因として、支払手形及び買掛金が5,351百万円、未払金が5,463百万円、リース債務が長短併せて1,709百万円、未払法人税等が1,438百万円、退職給付に係る負債が1,735百万円それぞれ増加している。

純資産は前期末比9,663百万円増加の48,173百万円となった。配当金の支出834百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,409百万円の計上により、利益剰余金が3,575百万円増加したほか、子会社の新規連結により非支配株主持分が6,305百万円増加したことによる。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の28.5%から23.1%に低下し、ネットDEレシオは1.26倍から1.44倍に上昇するなど前期末から比較するとやや財務状況が悪化した。M&Aの実施により有利子負債が増加したことが要因となっている。同社ではネットDEレシオで1.5±0.2倍の範囲内で有利子負債の水準を管理し、M&Aや不動産開発資金を低コストで調達しながら事業を拡大していく戦略となっている。ネットDEレシオについては同社の管理している範囲内で推移しており、問題のない水準と判断される。自己資本比率については30%を目標としており、現在の水準とはまだ乖離があるものの今後、M&A効果により収益を拡大していくことで30%の達成を目指していくことになる。

収益性に関してみれば、子会社を新規連結したことでROAが5.1%、売上高営業利益率が4.0%とそれぞれ前期並みの水準にとどまったものの、前述したとおり既存物流事業の収益性については向上しており、今後、SBSリコーロジスティクスについてもグループのシナジーを効かせることで収益性の向上に取り組み、2020年12月期以降はその効果が顕在化してくるものと弊社では予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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配信元: フィスコ
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