ディップが頑強、サイト競争力評価し目先利食い一巡から仕切り直しへ

　ディップ<2379.T>が全般下げ相場のなか、押し目買いに頑強な展開をみせている。アルバイトの求人広告サイトを運営するほか、転職紹介にも積極的に布石を打っている。求人需要の高まりを背景に業績は急拡大途上、前週末９日に発表した１６年２月期上期（３～８月）の単独営業利益は前年同期比６５％増の２９億２３００万円と高変化を示した。週明け１３日は目先材料出尽くしとみた売りがかさみ大幅安となったが、下値では中期スタンスで買い向かう動きが観測されているもよう。同社の主力であるアルバイト情報サイト「バイトル」が好調で「上期時点の応募者数は前年同期比１６％増と大きく伸びており、リクルートやマイナビなどを凌駕するサイト競争力は評価に値する」（国内証券営業体）という指摘。２６週移動平均線との下方カイ離修正から再浮上の機をうかがう。

ディップの株価は１０時２８分現在２１４３円（△３１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）