クイック、エン・ジャパンなど求人関連が買い人気集める、「働き方改革」で求人広告需要後押し◇

　クイック<4318.T>が大幅高となったほか、エン・ジャパン<4849.T>、ディップ<2379.T>など求人広告サービスを手掛ける銘柄に買いが集まっている。３月の有効求人倍率は１．４５倍とバブル期の１９９０年１１月以来２６年４カ月ぶりの高水準を記録、人材に対する企業のニーズは高まる一方だ。ここにきて、アルバイト料金の急上昇を背景に企業側の需要も正規社員の伸びが非正規社員の伸びを上回るなど、構造変化が起きている。安倍政権が積極推進の構えにある「働き方改革」では長時間労働の是正により、一人当たりの最大労働時間を減らす方向にあり、これに伴い企業側は労働力を確保するための人材を外部に求める動きが一段と強まっており、求人広告を展開する企業にも新たな需要が創出されている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）