安川情報が続急伸、ＩｏＴ時代到来でクラウドやエッジ関連として急浮上◇

　安川情報システム<2354.T>が続急伸、５８０円近辺で収れんする５日・２５日移動平均線を足場にマドを開けて上放れてきた。同社は組み込みソフト開発およびシステムソリューション事業を展開、市場ではＩｏＴ時代の到来で同社の活躍余地が高まっているとの認識がある。クラウドサービスの強化や、最先端通信技術を取り入れエッジコンピューティング開発に注力しているほか、工場向けに特化したセキュリティーソリューションでも高い実績を持っている。昨年の三井物産<8031.T>との資本提携解消で、依然として株式需給面からの売り圧力は残しているものの、時価総額はわずか１００億円強に過ぎず、今後は高い技術力を持った同社株の受け皿に対する思惑も意識されるところ。来年３月に社名を「ＹＥ　ＤＩＧＩＴＡＬ（ワイ・イー・デジタル）」に変更する予定にある。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：minkabuPRESS