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大引け:デジタルアーツがストップ高、セブン銀行は年初来安値更新
配信元:メルトレ
投稿:2009/11/09 17:20
大引けの日経平均株価は19.64円高の9808.99円、TOPIXは3.34ポイント安の870.67ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は516、値下がり銘柄数は1045、出来高は概算で16億968万株、売買代金は概算で1兆1347億円でした。
先週末の米国では、失業率が10.2%と1983年以来の水準に上昇したことが嫌気されたものの、雇用悪化のペースが緩やかになっているという見方や、GEの投資判断を引き上げなどが好感され、NYダウ・NASDAQともに上昇。日本では、ドル/円レートが3週間ぶりの89円台をつけたことが警戒され売り優勢で始まったものの、円高一服などを受けて買い戻しが入るなど売り買いは交錯。日経平均が小幅プラス、TOPIXが小幅マイナスで本日の取引を終えました。
個別では、NY金価格が過去最高値を更新したことから松田産業や住友金属鉱山が買われ、あいおい損保や三井住友海上、ニッセイ同和損保など損保各社は上半期純利益を上方修正したことが好感され大幅上昇。上半期営業損益が20億円の赤字予想に対して13億5000万円の黒字となったAOCホールディングス、大和総研が格上げしたパイオニアと日本光電、通期営業利益を上方修正した大氣社、野村證券が格上げしたシチズンHDが高く、日経平均プラス寄与度上位にはファーストリテイリング、セコム、スズキ、テルモ、富士フイルムが登場しました。
半面、大和総研が格下げした東京応化が売られ、UBS証券が格下げしたコスモ石油も軟調。上半期決算発表が下ブレたNOK、通期営業益を78億円から50億円に減額した東洋ゴムなどが弱く、東京電力や、中部電力など電力セクターが軒並み下落。日経平均マイナス寄与度上位には、アステラス製薬、KDDI、オリンパス、クレディセゾン、東京エレクトロンなどがランクインしています。
新興市場は日経ジャスダック平均、ヘラクレス指数、マザーズ指数が揃って下落。いちよし経済研究所が格上げしたデジタルアーツがストップ高まで値を飛ばし、KBC証券が格上げしたオプトも上昇。上期営業利益を1億8000万円から2億7000万円に上方修正したエフティコミュニケーションズ、会計監査人との監査契約締結決議と伝わったインスパイアが買われた半面、大和証券が2段階格下げを実施したセブン銀行、上期営業利益を1億5000万円から1億3000万円に下方修正したリスクモンスター、10月実施の第三者割当増資先による全株売却が判明したオートウエーヴなどが大きく値下りしました。
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