成学社、今期経常を71％上方修正、配当も1.7円増額

　成学社 <2179> [ＪＱ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比39倍の6億6500万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億4500万円→5億9100万円(前期は4800万円)に71.3％上方修正し、増益率が7.2倍→12倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億2700万円→4億7300万円(前年同期は4億2200万円)に2.1倍増額し、一転して12.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6.6円→8.3円(前期は6円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比39.9％増の5億4700万円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の11.8％→15.5％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　＜連結業績＞　売上高は、学習塾部門において塾生数が堅調に推移していること等により、前回公表の予想値の範囲内に収まっております。一方、指導比率の向上等により人件費の伸びが抑えられていること、非常勤講師が充足しており求人広告費が削減できていること、その他の経費節減に取り組んだ結果、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ前回公表の予想値を上回る見込みとなりましたので、前回公表の予想値を修正いたします。＜個別業績＞個別業績についても、連結業績と同様の理由により前回公表の予想値を修正いたします。

　　当社は、長期にわたる安定基盤の確立に努めるとともに、継続的かつ安定的な配当の実施を基本方針としております。　上記の方針ならびに前回公表の通期業績予想値を上回る利益を確保できる見込みであることから、期末配当は前回予想から１円70銭増額し、１株当たり５円00銭に修正いたします。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。