フルスピードが３日ぶりに反発、アパレル会社「ギルドコーポレーション」と資本・業務提携発表

　フルスピードが３日ぶりに反発、後場に入って１８００円高の４万１９５０円まで買われ一段高。インターネットの検索エンジンマーケティングに強い。１１日の取引時間中に会社側が、渋谷１０９から生まれたアパレル企業の「ギルドコーポレーション」（以下ギルド社）と資本・業務提携を発表したことが材料視されている。

　フルスピードは法人向けに、あらゆる課題や要望に対応するための多様なサービスを提供する一方、一般消費者向けの事業も展開しており、今回の資本・業務提携も一般消費者向け事業の強化・拡充が主な背景だ。

　業務提携の具体的な内容だが、ギルド社のアパレル販売事業の競争力強化に向けたネットウェブ戦略の企画・実行、さらには店舗とウェブを連動するなど新たなプロモーション手法の共同開発、ギルド社の各ブランドの認知度・集客力を、フルスピードが展開するほかの消費者向け事業に活用することなどを進めていく。

　また、ギルド社が発行する新株予約権５８個（普通株式５８株に相当、行使価格は１株につき１０万円）をフルスピードが取得。新株予約権をすべて行使した場合、フルスピードの保有割合は３１．８％となる。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社