先読み作戦指令室＝日配飼料：いよいよ復配期待高まり、明和産業の連想も

　日本配合飼料に注目したい。

　明和産業が４月２８日に東証１部値上がり率１位となっていたが、この上げは１０年３月期業績の上方修正とともに、１１年３月期の復配期待から上げたもの。

　日配飼料は１０年３月期の連結営業利益は１８億円から１４億円（前期３億６７００万円の赤字）に下方修正したものの、純利益は税金費用（法人税等調整額）の減額により５億円から１６億円（同４０億４１００万円の赤字）に上方修正した。減額とはいえ、営業利益は大幅な改善だ。１１年３月期はいよいよ復配期待が高まりそうで、明和産業の連想も働きそうだ。

　０９年に筆頭株主の三井物産に対して第三者割当増資を実施、三井物産の持株比率は１２％台から４３％近くに増加した。三井物産との関係がより深まったことや、調達資金でクロマグロ養殖など新分野の開拓を進めていくことも評価できよう。三井物産の買い増しの思惑も出そう。

　週足の一目均衡表の「雲」（抵抗帯）を抜き、上昇トレンド入りを鮮明化しているが、０９年６月高値２２８円から見て、いぜんとして水準は低い。

　午前９時２５分現在の株価は前日比変わらずの１２５円。



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［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社