テクノ菱和、今期経常を22％下方修正

　テクノ菱和 <1965> [東証２] が2月5日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比59.4％減の11.5億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の20億円→15.7億円(前期は45億円)に21.5％下方修正し、減益率が55.6％減→65.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.8億円→9.5億円(前年同期は26.6億円)に31.0％減額し、減益率が47.9％減→64.0％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比45.6％減の5.4億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.9％→2.8％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）通期個別業績予想　通期個別業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、建設工事の一部遅れが発生いたしました。また民間企業の設備投資の動きに慎重姿勢が見られたことで、当期の受注量が減少いたしました。このため、売上高は前回公表値を下回る見込みであります。利益につきましても、売上高の減少及び工事粗利益率の悪化により、営業利益、経常利益、当期純利益とも前回公表値を下回る見込みであります。（２）通期連結業績予想　通期連結業績予想につきましても、通期個別業績予想と同様の理由により、業績を修正しております。（注）業績予想につきましては、現時点において合理的であると判断するデータに基づいて作成しており、様々な不確定要素が内在しているため、実際の業績は予想数値と異なる可能性があります。