大成温調、前期経常を一転17％増益に上方修正

　大成温調 <1904> [東証Ｓ] が5月2日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の7.3億円→17億円(前の期は14.4億円)に2.3倍上方修正し、一転して17.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.8億円→20.5億円(前年同期は10.7億円)に89.6％増額し、増益率が0.7％増→90.8％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　個別業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による一部工事の遅延や民間設備投資の抑制に伴う受注機会の減少等から、売上高は前回の予想を下回る見込みであります。利益面につきましては、大型工事における原価低減や為替差益等に伴う営業外収益の増加等により、営業利益、経常利益、および当期純利益は、それぞれ前回の予想を上回る見込みであります。連結業績予想につきましては、個別業績の修正理由に加えまして、ハワイおよび中国の子会社が利益面におきまして前回の予想を上回ったこと等から、売上高は前回の予想を若干下回るものの、営業利益、経常利益、および親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ前回の予想を上回る見込みであります。