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注目銘柄ダイジェスト(前場):Wismettac、テラスカイ、ジェイドGなど

配信元:フィスコ
投稿:2023/10/17 11:54
*11:54JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):Wismettac、テラスカイ、ジェイドGなど 古野電気<6814>:1385円(-55円)
伸び悩んで大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は37.3億円で前年同期比4.7倍となり、10月12日に従来予想の20億円から上方修正した水準での着地に。また、通期予想は従来の30億円から50億円、前期比3.3倍に上方修正、年間配当金も従来計画25円から45円にまで引き上げている。ただ、通期収益予想に関しては、ほぼ上期の上振れ分が上乗せになった形であり、上半期の上方修正時点で十分に織り込まれていた印象。


日本国土開発<1887>:597円(-39円)
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業損益は6.7億円の赤字で前年同期比13.8億円の損益悪化となっている。建築事業において、手持ち工事が順調に進捗しているものの、資材価格の上昇や資材不足による工法の変更などで利益率が悪化しているもよう。受注高も建築事業中心に同29%の減少となっている。据え置きの営業利益通期予想は65億円、前期比44.8%増であるため、第1四半期赤字転落にはネガティブなインパクト先行。


テラスカイ<3915>:1631円(-151円)
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は2.2億円で前年同期比40.2%減となり、第1四半期の同32.8%減から減益率は拡大している。通期予想は11億円、前期比2.2倍を据え置いているが、下振れが意識される状況となっているもようだ。グループ全体で過去最多の新卒を採用し、エンジニア教育や福利厚生などへの先行投資もかさんだもよう。会社側では、ほぼ期初計画通りの着地としている。


Wismettac<9260>:5460円(+700円)
ストップ高。前日に中期経営計画を発表。数値目標として26年12月期売上高5000億円(23年12月期見込み3040億円)、営業利益250億円(同120億円)などを掲げている。アジア食グローバル事業における既存販路での売上増、PB生産の拡充、EtoEグローバル統合による商品原価の低減、デジタル化・省力化投資による販管費率低減などを目指すようだ。今後の高い収益成長を期待する動きに。なお、配当性向も30%を維持するとしている。


菱洋エレク<8068>:3530円(+235円)
大幅反発。リョーサンとの経営統合に関する最終契約を締結したと前日に発表している。2024年4月1日に共同持株会社を設立する予定、株式割当比率は1:1.32と決定している。前日のリョーサンの終値をベースにすると理論株価は3557円となり、サヤ寄せの動きが優勢となっている。なお、経営統合に関しては5月に基本合意しているものの、本日はリョーサンも買い先行の動きになっており、あらためて経営統合自体を評価する流れにも。


アクアライン<6173>:597円(+23円)
大幅に続伸。24年2月期第2四半期累計(23年3-8月)の営業損益を0.60億円の赤字(前年同期実績2.09億円の赤字)と発表している。水まわりサービス支援事業のセグメント損失が減少した。また、ミネラルウォーター事業でホテルを納品先としたプライベートブランド商品の販売が回復したほか、保存水やアルミ缶ミネラルウォーターが好調だったことも赤字縮小に寄与した。通期予想は1.28億円の黒字で据え置いた。


ナレルグループ<9163>:2419円(+160円)
大幅に4日ぶり反発。23年10月期の営業利益予想を従来の21.62億円から24.00億円(前期実績20.39億円)に上方修正している。稼働人数が順調に推移したことに加え、営業努力で契約単価が想定以上に上昇したため。業績修正に伴い、期末配当予想を従来の90.00円から95.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。ナレルグループ株は前日に上場来安値を記録しており、買い戻しも入っているようだ。


ジェイドG<3558>:1519円(+124円)
大幅に3日ぶり反発。4月14日に決めた自社株買いの内容を変更し、上限を40万株(5.00億円)から57万5000株(10.00億円)に引き上げると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は3.59%から5.16%に上昇する。24年3月29日までとしていた取得期間は24年10月31日までに延ばす。資本効率の向上や経営環境の変化に対応した機動的かつ柔軟な資本政策を遂行することが目的としている。 <ST>
配信元: フィスコ
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