ＰＳ三菱、今期経常を一転43％増益に上方修正、配当も6円増額

　ピーエス三菱 <1871> が2月5日大引け後(17:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比73.4％増の66.6億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の45.5億円→70億円(前期は48.9億円)に53.8％上方修正し、一転して42.9％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17億円→41.5億円(前年同期は26.4億円)に2.4倍増額し、一転して56.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→26円(前期は20円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の38.1億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.8％→11.8％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．個別業績予想売上高につきましては、手持工事の進捗が前回予想を上回ったことにより、17億円増加する見込みであります。経常利益につきましては、主に土木事業の大型工事の採算が想定以上に改善し、売上総利益率が前回発表予想11.0％から13.0％へ好転したことにより前回発表予想を22億円、当期純利益は15億円の増加となる見込みであります。２．連結業績予想連結業績予想につきましては、主に個別業績予想の修正に伴うものでありますが、売上高は前回発表予想より20億円増加する見込みであります。営業利益及び経常利益は、個別業績予想の修正及び関係会社の利益好転によりそれぞれ22億円、約25億円増加、当期純利益は17億円の増加となる見込みであります。

　　当社は、株主の皆様への配当政策を最重要課題の一つとして位置づけており、健全な経営基盤を維持するため内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を実施していくことを基本方針としております。　また、「中期経営計画2019」において、株主還元策として配当性向を25～30％を目指しており、上記基本方針と同様に重視しております。　この基本方針及び株主還元策のもと、2021年3月期における期末配当につきましては、「中期経営計画2019」で策定しました株主還元策及び当期業績の利益増加等を総合的に勘案し、普通配当は1株当たり20円とし、特別配当6円を加え26円とさせていただきます。この結果、配当性向は26.9％となる見込みです。　なお、本件につきましては、2021年6月22日開催予定の第73回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定です。※上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。