東京ウェルネスインパクトファンドへの投資について

戸田建設株式会社（本社：東京都中央区、社長：大谷清介）は、虎ノ門インパクトキャピタル合同会社（所在地：東京都港区、代表者：和田誠一郎 / 青木武士）が運営する「東京ウェルネスインパクトファンド」への投資契約を締結しました。


１．出資の背景
　当社は、戸田建設グループ中期経営計画2024において、目指す方向性のひとつに「イノベーションの推進」を掲げています。この方針に基づき、スタートアップ企業が持つ技術・サービスを探索し、シナジー効果が得られる企業への出資や事業連携を行っています。
　当社の医療・福祉分野における事業活動は、東京ウェルネスインパクトファンド（以下、同ファンド）の投資対象領域（図1）との親和性が高く、同ファンドが探索するスタートアップ企業とのシナジー創出が期待できると判断し、出資を決定しました。

　　　　　　　　　　　（図１）東京ウェルネスインパクトファンドの投資対象領域

２．ファンドの概要
　同ファンドは、ウェルネス領域の社会課題解決に取り組むスタートアップ企業に対して、インパクト投資※を実践しています。ファンドの運営を担う虎ノ門インパクトキャピタル合同会社は、ウェルネス領域での豊富な投資実績・事業成長支援経験を活かし、スタートアップ企業への伴走支援を通じて、投資利益の獲得と社会課題の解決を目指しています。

※インパクト投資…社会的、環境的な問題解決に焦点を当て、財務的なリターンとともに社会的なインパクトを創出することを目的とした投資。社会や環境にポジティブな影響を与える企業の事業発展を促進することを目的とする。

東京ウェルネスインパクトファンド　概要


虎ノ門インパクトキャピタル合同会社　概要


３.今後の展開
　当社は、今回の投資契約を通して医療・福祉分野における付加価値提供活動をより強化していきます。
新型コロナウィルス感染症の蔓延や物価高騰の影響で、医療機関の運営は厳しい状況にあり、その運営方法を見直し、財務体質を変革することが必要とされています。そのため、当社は、虎ノ門インパクトキャピタル合同会社と連携し、スタートアップ企業の優れたサービスを医療機関に紹介、実装するなどの支援を進めてまいります。
　また、当社が有する医療経営に関する知見を活用して、同ファンドの投資先企業の成長のサポートを行い、社会への早期展開を目指します。
　当社はスタートアップ企業との連携活動を通じて、お客様に対する提供価値を最大化していくと共に、医療・福祉分野における社会課題に真摯に向き合い、より良い社会の実現に貢献してまいります。